10月度運営委員会報告(10月24日、みなくるで開催) 【 運営委員会の議事のうち連絡事項 】
時間預託システムについて、スペインと交流 |
ナルク本部の紹介で10月18日、スペイン人のパブロ・ジローニ夫妻がジャーナリストの工藤律子さんと一緒に、ナルク横浜の事務所を訪問されました。 スペインでは2008年の世界的な金融危機から始まる経済危機により、失業率は高いそうです(2012年の失業率は25%、とくに25歳以下の若者は50%)。その対処法の一つとして、お金が無くても生活できるように、時間を介在させた人間の繋がりに着目して、「時間銀行」が盛んになっています。また、工藤さんは2012年以降、スペインの時間銀行についての取材を続けており、「雇用なしで生きる」との著作もあります(岩波書店、2016年)。今回は、通訳を兼ねての同行でした。 スペインの時間銀行は、若い人がお金がなくとも生活するためにスタートし、そのため、時間を流通させることが前提の仕組みです。一方、ナルクは「自立・奉仕・助け合い・生きがい」の理念が示すように、ボランティア活動を通じて、中高年の生きがい作りを目的として発足しています。ナルクの時間預託点数は貯めるもの、貯まるものです。 スペインとナルクの時間銀行(時間預託)システムはかなり違いますが、これからのナルクにとっては、スペインの手持ち時間を使いやすくする柔軟な考え方、工夫が参考になります。 |
事務所のシュレッダーを更新 |
従来機の故障が頻発し、ついに修復不能になったため、10月中旬に従来機のバージョンアップ機と入れ替えました。外形寸法は同じですが、裁断枚数、速度ともに約20%アップしています。 |
|