ナルク横浜 第13回定時総会開催
日 時 平成19年6月3日(日)午後2時から4時30分まで 場 所 旭区ボランティアセンター パレット旭 2階会議室 出席者70名、委任状160名(3月末の会員総数376名の1/3超で総会は成立) |
1、谷口代表あいさつ(要旨) 会員数は前年400名がH19年3月末376名に減ったが、4月13日のTBS金スマ全国放映「介護を考える」の効果で407名に回復。放映発信元の横浜拠点として会員が積極的にボランティアするよう行動をしたい。ナルク全国組織の威力、我々ボランティアへの期待を感じた。高畑会長私案「5年間で300拠点」の中で、2009年湘南拠点独立に向けて人材確保と会の発展を前提に前向きに取り組みたい。良い仲間を増やし、心の通い合う、魅力ある会を目指したい。 | |
2、高畑会長あいさつ(要旨) 金スマ放映では横浜拠点の皆様の対応に心から感謝申し上げる。入会者は若い人が中心、土、日、夜間で時間預託し、将来親の介護に使いたいと。拠点を作りたいとの積極姿勢もある。 東京都稲城市の“ボランティア時間を預託し介護保険料免除に使いたい”を厚生労働省が認め全国市町村は実行可能になったが、強制ではない。地域包括支援センター(予算元)の積極的行動はまだ少ない。ナルクと同趣旨なのでナルク時間預託との関係を検討したい。管理機関が必要だが、ナルク拠点が担当させて頂くことになろう。 |
3,平成18年度の経過報告、決算報告等が議案書に基づき一括報告された。 |
4,金スマ放映に出演された田中貞恵様に谷口代表から感謝状が贈呈された。 |
5,事例報告 | |
「ボランティア利用を振り返って」小宮山利恵子会員 母のケア目的にナルクに入会、施設でボランティアをし、一方で慣れぬ茅ヶ崎市で在住を始めた母が会員からボランティアを受けている。その姿を金スマで放映された。直後に十二指腸潰瘍で通院した際にも会員にお世話になり本当に助かった。お互いに、お金の介在なしの「おかげさまで」という素晴らしい言葉、気持ちを忘れずに今後も活動を続けたい。 | |
「男の介護」中沢照好会員 ナルクでは植木の剪定を主に活動。施設でナルク会員としてボランティアをしていた家内が一昨年脳梗塞で倒れ5ヶ月入院、以後、週に在宅介護2回、デイサービス2回の生活。家事と介護の切り回しを自分で行なうことになった。介護する人は自立していることが条件。男性の皆さんは濡れ落葉、粗大ゴミと言われぬ様、週1〜2回奥様の世話にならぬ様(昼食だけでも)訓練をされたい。 |
6、高畑会長の記念講演「世界のボランティア活動」 |
米国:おとな人口の60%(約1億人)が 2〜3d/w×2〜3h/d≒5〜6h/w≒250h/年→給料換算150億$≒2兆円/年。米のボランティアは米開拓史そのもの、生きる為の相互助け合い精神。(昨年9月のナルク新聞参照)。建国事情もあり、自分たちで競争→格差社会が当たり前、社会保障が無いに等しい、基本的に自分のことは自分で処理、健康保険制度はない。死ぬまで元気に奉仕しようとの理念で全米退職者協会(AARP・やや事業型)が出来、保険会社と4割安で契約、40%安医薬品が可能、3500万人が加入、60万人がボランティア活動。米ボランティア団体の85%は継続的。日本12万団体の90%はイベント型。ナルクは継続的であり唯一全国組織である。 欧州事情:スエーデン、デンマークは国が全て社会保障を行なうが税金50%+消費税25%で個人貯蓄は困難。その代わり年取っても生活不安が無い。苦しいから共稼ぎが多い、ボランティアの時間が無いし、そもそも不要。英国は40%がボランティアに参加、元気な年寄りにボランティアしてもらって、より元気になる=ナルクと同じ考え。 昨年の道路交通法改正では国に陳情し無償輸送ボランティア継続に成功した。 |