宮田皓旦さんの俳諧活動
中央ブロックの宮田皓旦さんは俳号を「宮田皓村」として俳諧の仲間と「雅楽谷」(UTAYA)という俳句誌を発行しています。この同人誌の編集者、長南俊春氏が宮内庁に関係していることから侍従を通じて同誌43号を天皇家へ10部謹呈されて、天皇、皇后両陛下及び、上皇、上皇后もご覧になったとのことです。
同誌には掲載された宮田皓村さんの作品を紹介します。

追憶の中の俳句 断想(1) 宮田皓村
甲斐駒ケ岳
譲られて未だ元気なり敬老日
敬老日恥多くしてなお生きる
落ち葉焚く楽しみなくて袋詰め
畑仕事甲斐駒見つつ汗拭う
七賢酒買ふて帰れば星月夜
眼前に甲斐駒ケ岳干し菜漬け
夕月や影絵のごとく柿七つ
秋深しヴィオロンの音ゆかし
強風に凛然として梅の花
食卓の梅一輪で和みけり

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