パラソル喫茶に参加して

 ナルクにできる東日本大震災の支援策として、宮城拠点は昨年7月から仙台市内の仮設住宅でパラソル喫茶を始め、全国の拠点から応援に出向いています。ナルク横浜は10月10〜12日に、吉川武、吉武道子、小澤好幸、福江孝夫の4名で参加しました。
 10日と11日はパラソル喫茶でのお手伝い、12日は石巻市、女川町の被災地を視察しました。1日目は宮城野区の仮設住宅(100戸)での屋外喫茶、2日目は若林区仮設住宅(195戸)の集会場内での屋内喫茶でした。宮城拠点の皆さんは会場の設営、喫茶準備、ハンドマッサージ、手話コーラスや尺八伴奏による歌唱指導を手際よく進め、仮設住宅の方々と交流していました。  
 横浜からの私たちは、被災者とは初めての面会で「話していいことと、いけないのこと」が分からず不安でしたが、宮城拠点の会員から「今では何を話していい」との確認を得、安心して被災された方と大震災の生生しい事実を聞くことができました。  
 第1日の10日は、「ナルク15周年記念中山道ウォーク完歩者同窓会」の13人と一緒でした。2日目はナルク横浜に任されてゲームを楽しみ、持参した手作りの小物景品が好評でした。  
 二日間仮設住宅でのパラソル喫茶を経験したのちの、3日目の被災地の視察は印象的でした。まだ手付かずの荒れ地、瓦礫、慰霊碑などを見て、仮設生活をもたらした大災害を実感しました。  
 ナルク宮城は、通常の時間預託活動を行いながらパラソル喫茶を継続し、全国のナルク会員の「東北のために何かをしたい」という気持ちの受け皿になっています。私たち4人も今回、大変お世話になり心よりお礼を申し上げます。
事務局長 福江孝夫
尺八に合わせて合唱いろいろなお話をする
じゃんけんゲーム手話コーラス

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