研修会報告

ナルクの「市民後見人養成講座」に参加して 西ブロック 田中 康治
 去る2月16日から3月23日の間 計5回、ナルク関東地区の会員を対象とした「市民後見人養成講座」が東京で開催され、受講者数61名(当拠点から7名)の一人として参加しました。
 成年後見制度は、2000年の介護保険制度の導入と同時に、認知症や知的障害のある方の権利擁護を目的にスタートしましたが、弁護士などの職業後見人の不足から、地域にあって高齢者や障害者にボランティアとして係わる「市民後見人」への期待が高まっています。
 特に後見人は、被後見人の判断能力と自己決定を尊重し、財産管理や社会生活への支援が求められており、家庭裁判所の承認を得て選任されます。このため、今回の養成研修を受講しただけで、直ちに「市民後見人」として活動するのは困難なように思います。
 今後は、カリキュラムで学んだ「成年後見制度の概要」や「後見人の実務「今後の課題」などの知識をベースに、他団体の協力も得て、高齢化するナルクの会員を対象とした「市民後見人」として発足することが考えられます。
 今回の養成講座に参加して、体系的に整理された分かりやすい資料を基に学習できたこと、講師の皆様を始め関係者に感謝しています。

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